一排会コラム


第9話 ゆとり教育ってなんじゃい!?

昨今、様々な議論が行われている新しい学習指導要領、完全週休2日制について。
私自身もいろいろ気になっているので文部科学省のホームページを見てみました。
内容を読む前に、まずホームページ自体のレベルの低さにびっくり!これが日本のIT社会をリードすべき官庁のものとは・・・。愕然としてしまいました。
また、使用しているデータ等について(ほとんど文部省自らの調査結果ですが)母集団数が表示されていなかったり調査方法があまりに不透明だったりで「小学校で何を教わったの?」と思いつつ、さらにひねくれ者の私にとっては「自分達の都合のいい方向で統計操作しているのでは?」と勘ぐるようなレベル!例えば「自然と触れあっている子供は正義感が強い!」とかいうデータを出しているが、じゃあ都会の子供よりも田舎の子供は正義感強いのか?ということになってしまう。第一、何を基準に「この子供は正義感があって、この子には無い」と決めているんでしょう?う〜ん、ひどい・・・。それって「週休2日にして自然と触れあう機会を増やす」という大義名分に結び付けるために無理矢理作ったデータじゃないの?と感じちゃいますね。私は。「俺達が子供のころは虫を追っかけたり川で遊んだりして良かったよな」なんてノスタルジーで決められちゃたまんない!

ここ十数年で、かなりおバカになってしまった日本人を、さらにおバカにしようとするこの企みは、大衆操作を目論む国家権力のしわざか!と「左系」の方なら思ってしまうかも。
この間テレビを見ていたら、学校卒業したての若い世代は世界地図すらまともに書けず、中には日本が島国であることも知らない奴がいたり。むしろ年輩の人は結構正確に書いてましたね。いったい日本人はどうしちゃったのでしょう。どこへ向かっていくのでしょう。
冷戦終結後は、中国や旧ソ連から何億人という労働力が一気に資本主義市場へと進出し、IT業界ではインドの進出めざましく、このままでは日本のバリューは下がるばかり。日本という国が今後立国していくためには何が必要なのか?ということについて、本当に危機感を持って出された政策なのでしょうか?

この新指導要領が生み出すのは「知的レベルの格差」「国際競争力の低下」と「レジャー産業の活性化」「私塾の活性化」「テレビゲームの売上アップ」くらいじゃないかなと思います。始めのうちは体験学習とか地域ボランティアへの参加とか活発でしょうが、日本人は飽きっぽいですからすぐに下火になるでしょう。
そして早い時期に指導要領が改められるとは思います。でも、その時期に小中学生だった世代が犠牲になってしまうのはいただけません。テレビとかで偉そうに意見を言っている文部科学省の審議官が、その多大なる損失の責任を取ってくれるとでもいうのでしょうか?(あいつキライ)

私が独断と偏見で考える教育改革は以下のようなものです。一部はすでに文部科学省で審議会が開かれているものもあるようですが、そんな悠長に構えている場合ではないという意味も含めて。

  • 副担任制を早期に全国導入する
    →1つのクラスに必ず複数の先生が関与し、指導の偏向防止や生徒個別のケアを行う
    →副担任は民間からの採用(雇用創出にもなる)
    →財源は莫大な建設系の公共事業から回せば良い(建設系での立国はもはや無理だし)
  • 英語教育の早期導入
    →小学生から始めないと。中学校教育から始めて話せるようになるのはムリ
    →日本がIT立国するのなら絶対必須条件
  • 専任コンサルタントの導入
    →保護者、生徒、教師も含めて教育についてコンサルテーションしてくれる機能
    →子育てが判らない親、指導方法や人間関係で悩んでいる教師は多い
    →現状はどっかの窓口に行かないとだめ。最低1校1名は欲しい
    →秘密厳守で、評価と無関係にしなければいけないので所属は学校ではなく教育委員会直轄とか民間に任せるとか
  • 学内イベントの活性化
    →道徳の教科書を読んだって、道徳が身につくわけじゃない
    →ましてや自然と触れあったから正義感や道徳観が高まるわけが無い
    →周りと協調して何かを成し遂げることで人間関係や参加意識が醸成される
  • ディベート授業・プレゼンテーション授業の導入
    →日本人はディベートが下手だから、すぐ人格攻撃になったりする
    →だから大人になっても議論ベタ、人間関係を調整できない、他人を尊重できない
    →プレゼンテーション力も弱いから技術力や生産力の割に国際コンペに負ける
  • 自虐的近代史教育の撤廃
    →(小林よしりんは個人的には好きじゃありませんが)あまりに自虐的な歴史観、国家観の刷り込みは、自己判断力の弱い低年齢層に対してすべきではない
    →愛国心や国家への帰属意識が強すぎてもいろいろとヤバいですが、国家コンプレックスを持ち続ける方が、もっとヤバい(注※私は右でも左でもありません)

文部科学省のホームページにもいろいろな施策についてQ&A形式での説明がありますが、どれもこれも、始めに答えありきの自画自賛的なもののように感じます。(第一、いちいちPDFファイルをダウンロードしないと見れないなんて、なんとユーザーを無視した作りなの?)
天然資源に乏しく、高コスト構造、高年齢化の日本が国際社会で生存していくためには、知的財産と有形無形を含めた技術開発力しかありえません。つまり子供達1人1人の脳味噌がこの国の未来を背負う大切な資源です。ここに充分な投資をしないと、数年後には本当に切実な問題になりますよね。本当に危機感持ってるのかなあ。

一排会には教職に就かれていらっしゃる方も多いので「素人考え」と一笑に付されるかもしれませんが、たまにはこういうことを素人が考えるのもお許しくださいますよね?でも生意気なこと書いちゃってすみません。(佐羽 高29)


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