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先日、私達高29回卒の「卒業25周年同窓会」というのがありました。
これは菊友会の恒例になっているそうで、ほぼ毎年大々的にとりおこなわれるそうです。
(28回は残念ながら無かったのですよね。本当は29回も昨年が25周年だったのですが、年度内ならいいだろうということで準備に時間をかけたとのことです)
これを機に、ひとつ同窓会組織というものについて思いを巡らせてみたいと思います。
結論的に私が思うのは、弱い同窓会はティッシュのようで、強い同窓会はハンカチのようであるということです。
ご存じの通り、一種の不織布であるティッシュは繊維質のからみ合いで1枚を形作っていますが、ハンカチは縦糸と横糸が織り合わさって1枚になっています。ティッシュは破れやすくとても弱いものですが、ハンカチは縦糸横糸がしっかり合わさっているのでちょっとやそっとでは破れません。
同窓会組織でいえば、縦糸は部活動のOB会など世代を超えて連綿と繋がる人間関係であり、横糸は同じ世代、同期生ということにあてはまります。つまり私の場合で言えば、一排会という縦糸と29回卒という横糸の交点に存在するわけです。
この縦糸、横糸がそれぞれしっかりとしていなければ布である同窓会もしっかりしたものにはならないだろうというのが私の感想です。縦糸と横糸がしっかりしていないのにむりやり布を作ろうとすれば、それはティッシュのように脆いものになってしまう可能性があります。細い繊維の絡まり合い(個別の人間関係)だけで繋がるというのは小さい組織ならまだしも、数千人・数万人の規模となってはあまりに脆弱です。
さて、多くの日本人はおそらく、初めて会った人との人間関係に際してまず座標を必要とします。自分を座標のO点に置いた時の相手の相対位置を確認するところからスタートするのではないかなと。
ビジネスの場では、初めて会った相手でもお互いの役割や立場が明確になっていることが多いのであまり気にすることはありませんが、同窓会のように「同じ学校で学んだ」という接点だけですと、なんとなく座標が必要なのでしょう。
菊友会などで初めて会った先輩、後輩などは無意識であっても何となくこの座標値を確認しているはずです。例えば「22回ならばサッカー部のCさんはご存じですか?」とか「バレー部なら18回のD君は知ってる?」などという会話が良く聞かれるのも、共通の知人を見い出すことでお互いの座標値を感じようとしているのではないでしょうか。そういうところから話題が始まり、固有の人間関係の醸成がスタートするのではないかなというのが私の考えです。
そういう意味でも「座標のx軸とy軸」=「縦糸と横糸」=「部活と同期」という2軸感があった方が、同窓会組織というのはうまく運営しやすいのだろうと思います。
また、縦糸・横糸の比較で言いますと、部活は自らの意思で入部したものですから能動的人間関係であり、そのメンバーは何かしら共通の価値観をもっていますが、同期生というのはたまたま同じ年に同じ学校にいたという受動的人間関係ですから一部を除いて継続的なものにはなりにくい傾向があります。そういった意味でも部活OB会の役割というのは同窓会組織の中では非常に重要ですし、一方周年同窓会などの企画は今後はある程度菊友会が積極的に推進していき活性化を図る必要が出てくるだろうと思います。
現実を考えてみますと、菊友会も数年前より部活OBの繋がりを意識した動員をしていますが、効果は一朝一夕で出るものではありませんから、まだまだこれからという感じがします。一排会が菊友会の中で果たしていかなければいけない部分も、いずれは何らかの形として出てくることでしょう。また、菊友会側から見れば、総会の開催だけでなく(個別のOB会が開催しにくい)文化部合同のOB会を菊友会主導で開催したりすることも一案かもしれません。
現在のようにインターネットが普及している状況では、企画力次第でいろいろなことが実行できます。菊友会も一排会も、これからは企画力が問われていくのでは無いかなと思います。双方とも理事や幹事などはほとんどボランティアなので、なかなか現実に移せないことが多いのもやむをえませんが、根底に「自分が楽しむ」というキーワードを持ちつつ、いろいろとアタマを捻って行きたいと思う今日このごろです。
(佐羽 高29)
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