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世の中モラルが無くなってます。ニュースでは毎日のように暴力・詐欺・コンピュータウイルス・迷惑メールなどの話題が伝えられ、殺人事件とかも昔ほど珍しいものでは無くなってしまいました。本当に悲しいです。同じ人間なのにどうしてそう簡単に人を傷つけたり騙したり確信犯的に迷惑かけたりできるのか。
元々人類には法律など無くても共生できる知能と最低限のルールがあったはずなのに、それを放棄している人の何と多いことか。これは現代社会が作り出した闇の側面と言えなくも無いですね。
集団生活をする以外に生存の方法が無かったはるか昔には、その集団内でのルールやモラルに反すれば仲間はずれにされてしまい、結果的に生きていくことができなくなるわけですから、その意味ではかなり強力な抑止になっていたんですね。でも現代ではインターネットやメールでバーチャルな人間関係を楽しんだり、周りの世話にならなくても結構独りで生きていけたりするので、その抑止はほとんど無力になってしまったわけです。
人間には元来快楽や自己実現に対する欲求がありますが、それを実行するにあたっては、その集団のモノサシの範囲内で行うか、あるいはその集団を自らが支配してモノサシを作り直すことが必要だったわけで、人類の歴史なんて、その繰り返しですよね。そしてその最低ラインを制御するためのものとして宗教が発生し、法律が出来ていったのだと思います。
イカダおじさんという人が、イカダの上に家を建て海上生活をしていることについて、ワイドショーとかは面白おかしく取り上げています。イカダおじさんの理屈は「俺はこうやって生きていきたいんだからいいじゃないか」ということで、コメンテイターも「それはもっともな言い分だ・・・」とか言ってました。
どこがもっともな言い分なんだか分からない。条例を破っているんだから、それはルール違反だろう?どう考えたって。これがOKなら(ありえないけど)10万人くらいが「おれも海上生活者になろう!」なんてことになったら大変だあ!ということだと思うのですが。
迷惑メールもNTTdocomoが対策している割りには、相変わらず減りません。タイトルに「!広告!」とつければ誰に何を送っても良いのだと勘違いしている悪質業者が多いです。先日も夜中に5回くらい迷惑メールが入ってきてバイブ音で目が覚めてしまいました。発信者を特定できない(従って着信拒否もできない)ように設定されたメールを送ってくるということは完全に確信犯です。こういうことを平気でやっている業者はトッ捕まえて無期懲役くらいにして欲しい。コンピュータウイルスを作る人も同じ。渋谷の街に落書きするバカ者も同じ。そういう人達は根本的に人間としてのモノサシを持っていないと言われても仕方がない。
人間としてのモノサシを持っていないのであれば、あるいは持っていてもそのモノサシを使うことを放棄するのであれば、勝手にこの社会から「出て行ってくれ〜♪」と思います。
こうしたモノサシは、元来子供のころからの集団生活・人間関係を基にして自然と個々に醸成されていくもので、誰かに教わるとか勉強するとかいう性格のものではありません。小さいころは「家族」「学級」「部活動」が、大人になってからは「会社」や「コミュニティ」などが、その土壌としてあるわけで、その中で蓄積されていくものです。つまりその集団に対する帰属意識がリミッタ−になっているわけで、本来ならばこれで充分だったのです。しかし、数年来「個」を大切にし過ぎる風潮が強く、むしろそれが先進的でさえあると誤解している人も増え続けた結果、「自分が良ければ何をやっても良い」という恐るべき価値観が蔓延してしまったのですね。う〜ん、ネオマキャベリスト&ネオアナキストの時代とも言えるでしょうか・・・。
「個」と「公」というのはどちらも大切で、どちらが上とか下とかは関係ありません。心臓と脳とどっちが大切かを論じるようなもので無意味です。元々、この2つは相反するものでは無いのですから。要はバランスですよね。でも「公」というとすぐに「愛国主義者」とか「みぎ系」とか「古臭い」とかになっちゃって、「個」を論じると「先進的」とか「知性的」とかもてはやされちゃったりするから、こんな世の中になっちゃったんですよ。きっと。「個」の重要性ばかり言ってた自称知識人的言論者には猛省を促したいです。全く。
私の場合はありがたくも「九段高校バレー部」と、それに続く「一排会」のおかげで「公」の価値基準と「個」の満足感を両立させていただいておりますけどね。いや、ほんとにありがたいことです。(佐羽 高29)
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